ホームページを作るのは難しくない ーーー 作るための原資は、あなたのビジネスへの想いだけ

ビジネスを始めるとき、あるいは始めたばかりのとき。
「ホームページ、そのうち作らないとな」と思いながら、後回しになっていませんか。
でも実は、ホームページを作るのに必要なものは、そんなに多くありません。
デザインのセンスでも、まとまった予算でも、完成した実績でもなく、必要なのは、あなたが「これをやりたい」と思っている、その想いだけでホームページは作れます。
「全部そろってから」は、いつまでも来ない
ホームページ作りが止まる理由は、だいたい同じです。
- 載せる実績がまだない
- 商品がまだ無い・あってもきれいに撮れていない
- 料金をいくらにするか決めきれていない
どれも本当のことだと思います。
でも、これらが全部そろう日を待っていると、たぶん一年経っても公開できません。
というのも、実績も写真も料金も、動き始めてから決まっていくものだからです。
順番が逆なんだと思います。
メーカーで商品開発のプロジェクトリーダーをしていたころ、ある経営者からは「商品を企画したなら、まず最初にカタログを作れ」と、いつも言われていました。
カタログというのはお客さまに見ていただくものなので、最初に書けることは、それほど多くありません。
なぜその商品が生まれたのか、それが誰の、何の役に立つのか。
せいぜいそのくらいです。
でも、それを書き出してみると、頭の中にあったものが輪郭を持ってきます。
完成品を売り込むことより先に、そのストーリーを言葉にしておくことの方が大事でした。
ホームページも同じです。最初に必要なのは完成品の展示ではなく、これから何をやるのかという宣言。
あなたの中にあるものを、そのまま言葉にすればいいだけです。
原資は「想い」ーーー コンセプトが言葉になれば、ページは作れる
では最初のページに何を書くか。難しく考えず、次の4つに答えてみてください。
- 何をやっているのか(何を売る/どんなサービスを提供するのか)
- 誰のためのものか(どんな人に使ってほしいか)
- なぜやろうと思ったのか(あなたの動機、きっかけ、こだわり)
- どうすれば頼めるのか(連絡先、営業時間、場所)
この4つが書ければ、それでもう1ページ分の中身になります。
特に3番目ーーー「なぜやろうと思ったのか」は、あなたにしか書けない部分です。
同じ業種の会社は他にもあるかもしれませんが、あなたの動機はあなただけのもので、そこが結局いちばん人の記憶に残ります。
うまい文章である必要はありません。
誰かに「どんな仕事をされてるんですか?」と聞かれたときに口で説明する内容を、そのまま文字にすればいい。
実際、口で説明できることは、たいてい書けます。
「ホームページありますか?」に、その場で答えられるか
名刺を差し出すのは当たり前のことですよね。
今は、そこにQRコードやURLが載っているのも同じくらい当たり前になっています。
「何やってるの?」「これからどうするの?」ーーー そう聞かれたとき、その場でホームページを伝えられるかどうかで、話の展開はけっこう変わります。
相手はあとで落ち着いて見てくれるし、こちらは長々と説明しなくて済む。
説明の手間が減るというのは、実は思っている以上に大きな効果です。
そしてもうひとつ、あまり語られない点があります。
ホームページが無いと、相手の頭の片隅に「本当にやっているのかな」という小さな疑問が残ることがあります。
悪気があるわけではなく、確かめる手段がないからです。
連絡先を探そうとして見つからない、屋号で検索しても何も出てこないーーー それだけで、相手は次の一歩を踏み出しにくくなります。
ホームページは、売り込むためだけのものではありません。「ここに、確かにあります」と示すためのものでもあるのです。
お金は、思っているほどかかりません
「でも費用が・・・」と思われるかもしれません。
ここは安心してください。今は無料で始められるプランがいくつもあります。
無料プランには制限もあります。
独自ドメインが使えない、広告が入る、機能が限られる、といったものです。
でも、最初の一歩としては何の問題もありません。
まずは公開してみて、手応えが出てきたら独自ドメインに移す。
その順番で十分間に合います。
(あとから独自ドメインに移すときも、旧URLからの案内は引き継げます。ここは少し詰まりやすいところなので、そのときにご相談ください。)
大事なのは、「お金がないから作れない」という理由が、もう成り立たなくなっているということです。
残っているのは、やるかやらないかだけです。
(先日の嵐の東京ドーム公演の配信で、ニノが「ジャニーズで学んだこと」として言っていたことと同じです。)
まずは1ページから。育てるのは後でいい
最初から10ページも20ページも作る必要はありません。
1ページでいいんです。
さきほどの4つの答えを書いて、写真を1枚か2枚載せて、連絡先を書く。
それだけで、あなたのビジネスは「検索して見つけられる存在」になります。
そこから先は、少しずつ育てていけばいいと思います。
お客さまからよく聞かれることをQ&Aにする、実際にあった仕事のことを書く、季節の話題を載せる。
ここで効いてくるのが、続けられる仕組みになっているかどうかです。
パソコンを開いてサイトの管理画面にログインして……という手順だと、多分続きません。
逆に、たとえばスマホからメールを送るだけで記事が追加できるような形にしておけば、更新は負担になりません。
(→ メールで送るだけでサイトを更新する方法)
作るときに少しだけ、そこを考えておくといいと思います。
まずやってみることが、いちばん確実
ホームページ作りでいちばんもったいないのは、失敗することではなく、始めないまま時間が過ぎることです。
作ってみれば、直したいところが必ず出てきます。
でもそれは、公開したからこそ見えてきたものです。
頭の中だけで完璧な設計図を描こうとしても、たぶん永遠に完成しません。
あなたの想いは、もう手元にあります。
あとは、それを言葉にして置く場所を用意するだけ。
今日、その1ページを始めてみませんか。
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