お客様が "Webは必要ない" と感じる理由

なぜいらないのかな…
Web制作を始めたばかりのころ、まだ受注も実績もなく、とにかく経験を積まなければと考えていました。
そこで、よく行く近所のお蕎麦屋さんに目をつけました。
兄妹2人で切り盛りするローカルなお店で、Webページもなければ、有名サイトの口コミもそれほどありません。
ここのWebページを無料で作って公開させてもらおう、と思い至ったのです。
お店の雰囲気や入口の暖簾に合わせた配色にしたり、メニューを見やすく整理したり、お店のこだわりを推測しながら制作しました。
細かな点まで微調整すると、それなりに時間もかかりましたが、Webページの完成とともに、自己紹介や説明資料一式を手に、
「Webページ持ちませんか? モニターとして作らせていただいたので、もちろん無料です。」
と明るく問いかけました。
返ってきたのは、
「うちはこういうの、やらないんだよね。」
という冷たい言葉。店主も同じく、そういうのはやらない、と。
理由がわからず呆然としていると、こう説明されました。
「こういうの作ってたくさんお客さんが来られても、見ての通り2人だけでやっていて、人手不足で対応しきれないから困る。」
"集客装置"だと思うから怖くなる
なるほど、と思いました。
お店にとってWebページが「お客さんを呼び込む集客装置」に見えているのなら、人手不足のお店が身構えるのは当然です。
でも、ローカルなお店が、Webページを作ったからといって連日行列ができるかというと、現実はそうではありません。
宣伝効果・集客能力はあってほしいし、作る側も検索結果に出るよういろいろ戦略を立てるのは事実ですが、それで急に満員になるわけではない、というのが正直なところです。
Webページの本当の役割は、集客よりも、お店が信頼されるための情報開示にあるのではないでしょうか。
今いるお客さん、これから来るお客さんを大事にし、お店が続いていくために必要なもの。
そう捉え直すと、話はまったく変わってきます。
情報がないことは、お客様が"不安"になる
お店に来るお客様の立場で考えてみると、気になるお店をスマートフォンで調べても、何も出てこない。
営業時間も、定休日も、今日やっているかどうかもわからない。
「まだ営業しているのかな?」「行って閉まっていたら嫌だな」と、足が止まってしまいます。
私自身、お店に向かうときも「今日はやってるはず…」と思いつつ、着くまで不安が消えません。
お店の前まで来て「今日はやってなかった」というのは、もう昭和のやり方です。
情報がないことは、単なる不便ではなく、お客様のささやかな不信につながります。
逆に、ほんの少しでも正確な情報があるだけで、安心して足を運べるのです。
スモールビジネスだからこそ必要
チェーン店や大きなお店は、個人の都合で急に休んだりしないので、Webページがなくても困らないかもしれません。
けれど小さなお店こそ、
・ いつもと違う急なお知らせ
・ ○○日から価格が変わります
・ 欠品していた商品が入荷しました
といった、その時々の事情をきちんと伝えられると、信頼感が大きく上がります。
年末年始の休みや急な臨時休業を前もって知らせるだけで、お客様のことを「気にかけてくれている店」という印象になるのです。
それに、自前の発信手段を持たないままだと、お店の情報は口コミサイトなど他人の手に委ねられたままになります。
古い情報や誤った情報が残っていても、自分では直せません。
自分の言葉で、自分の情報を発信できる場所を持っておく意味は、ここにもあります。
こう考えると、スモールビジネス用の小さなWebページは「あっても良い」というより、むしろ必須に近いものに思えてきます。
お客様を大事にできる余地は、まだまだたくさん残されているのです。
もしまだWebページを持っていないという方は、ぜひ一度、Webページを持つ意義について考えてみていただければと思います。
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弊社では、スマートフォンからメールを送るだけで、その「お知らせ」をWebページにリアルタイム表示させる機能にも対応しています。本文でふれた「お客様へのお知らせ」を、いつでも手間なく続けられる仕組みです。
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